imgres今日は、僕が初めて男性を恋愛対処として好きになった思い出話をしたいと思います。

僕が初めて男性を恋愛対処として好きになったのは、高校1年の時に個人的に勉教を教えてもらっていた先生でした。

最初に会ったときは、先生に対して普通の感覚しかなく高校を卒業するまで僕が同性愛者であることは秘密にしておくつもりでした。夏休みは毎日先生の家に通って宿題を教えてもらっていたのだが、ある日勉強を休憩していたときのこと。先生の部屋の本棚に、同性愛の大人の本が並んでいるのを見つけてしまったのです。

僕は少しドキドキして本のページをめくろうとした時、ちょうど足音が聞こえてきたので急いで本を棚に戻しました。

気づかれなかったらしく、先生はいつものように問題集を開きながら「理解できた?」と聞いてきましたが、僕は動揺していたのか返事した声が上ずっていました。

その日、家に帰って勉強しようとしても先生が同性愛者だということに驚きを隠せず、勉強が手につかず考えるのは先生のことばかり。こんなにモヤモヤするくらいなら、いっそカミングアウトしてしまおうかと何度も考えましたが、なかなかタイミングをつかめないまま高校生活最後の夏休みを迎えてしまったのです。

『この夏休みが終わったら、先生に会えなくなってしまうかもしれない。』そう思ったら泣きたくなるくらいに心が苦しくなり、この時初めて僕が先生の事をすごく大事に想って来たことに気づいたのです。

先生をビックリさせないように、タイミングをみながら話すチャンスを待っていました。しかしなかなか勇気が出なくて話すのをためらっていたときに先生がふと言ったのです。
『お前も三年間頑張ってきたな。大人になったよ、これからもしっかり未来を見据えて生きていくんだぞ。』

自分の未来。その未来に先生の姿があれば・・・ずっと僕を見守っていてくれた先生の言葉に背中を押され、ついに自分の気持ちを伝える勇気が出たのです。

『先生。俺ね、男の人として先生が好きです。』精一杯口から出た言葉に全部の気持ちを込めたつもりでついに『俺、男の人が好きなんです。』どれだけ頭が真っ白になっていただろうか。でも、しっかり先生にカミングアウトができたのです。ビックリされるかと思ったが、先生は意外にも『そっかあ。じゃあさ、卒業が決まったら思いっきりデートしようか』と言ってくれたのです。
僕は二つ返事で即OKしました。この頃すでに先生の事が大好きすぎて夢を見ているような気分で先生の言葉をしっかり体に染み込ませました。

夏休みも終わり、先生に会えないまま数ヶ月が過ぎた頃僕は高校を卒業できることになりました。そのことを真っ先に教えたかったのは誰よりも大好きな先生。

電話をかけたら、自分のように喜んでくれて約束通りデートすることになりました。

広末涼子の『Majiでkoiする5秒前』に出てくる歌詞が僕の理想のデート。そのことを先生に伝えると、快く快諾してくれました。公園では腕を組んで、プリクラも撮って理想のデートも終わりに近づいた頃、先生が『今度はいつ会える?』と聞いてきました。僕は県外に就職も決まっていたので、これからはなかなか会えなくなるって思ったら、涙が出てきちゃいました。

先生は頭を撫でながらずっと慰めてくれました。そして、「次に会う時まで、今日のこと覚えておいてな」 そういうと、僕の顔を近づけてキスをしてくれたのです。

夜で顔は見えなかったけど、先生の唇の熱さは、ずっと残ったままでした。

初恋は実らないなんて言いますが、こんな幸せに思える初恋もあるのです。僕は今でもあのときのデートのキスを忘れられないでいます。